Story Reader / 本編シナリオ / 07 逆元崩壊 / Story

All of the stories in Punishing: Gray Raven, for your reading pleasure. Will contain all the stories that can be found in the archive in-game, together with all affection stories.
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7-9 オーバーヒート

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意識海の開放権限がないので、強制アクセスします……

これは……!

エネルギー体が、カレニーナさんの意識海を汚染しています!

エネルギー体?

はい、正体はわかりませんが……意識海に過負荷を与えていて、そのせいで意識海は極度の沸騰状態です

このまま放っておいたら……カレニーナさんが……

了解しました……ですが、カレニーナさんには今すぐ処置を施す必要があります!

何かできることは?

すみません、エネルギーの正体は解明できませんが、でも沸騰状態のまま意識海を放置していては、カレニーナさんが持ちません。

機体をスリープモードへ移行させて意識海を停止できれば、なんとか救援が来るまで持ちこたえられるんじゃないかって

でも、さっきから何度も休眠コマンドを入力しているんですが、あのエネルギー体が邪魔して実行できないんです

危険を伴いますが、ないわけではありません

緊急事態です。リスクが高くてもやるしかありませんね

はい……カレニーナさんの意識海内部から、直接的かつ強制的に休眠コマンドを実行するんです

まず、私の操作システムを経由してカレニーナさんと誰かひとりの意識海をリンクさせ、相互の意識を繋ぎます

そこに、もうひとりが意識海システムを経由して侵入すれば、休眠コマンドを実行できます

外部から体内へ、免疫細胞を注入するようなイメージでしょうか?

その通りです。でも、意識海を繋ぐんですから、あのエネルギー体との接触は避けられないと思います

危険な目に合わせることになってすみません。他に方法がなくて……

カレニーナのことは、私が責任を持ちます

大丈夫です、私が行きましょう

今の状況からいって、当面はここに留まらなければなりません。万が一侵蝕体に襲撃された時のことを考え、防御や撤退に適した遠距離型が残るべきです

指揮官のマインドビーコンがあるので、ある程度リスクを抑えることもできるでしょう

……わかりました、どうか気をつけてください。カレニーナを……よろしく頼みます

わかりました

リー、ビアンカと協力して指揮官とリーフを全力で守ってください

無論です